永遠の愛はここにある

書きたいことを書きたいときに

私が東条正義ではなく道枝駿佑に落ちるまでの話

はじめに。

このブログは道枝くんに落ちた日のことを忘れたくなくて、忘れたくないくせになぜか1年後に書いた、活字中毒者の全2148文字にわたる自己満ブログです。

普段は「むり」「まって」「かわいい」しか言わない道枝担が頭の箪笥にしまってあった語彙力というものを引っ張り出してがんばってみたりしちゃったりした。

元から無いのに引き出すも何もないけれど。

暇な人、よかったら。

 

 

 

 

 

 

 

へぇ、このドラマちょっとおもしろそうかも。

そんな興味本位で見始めた

 

【俺のスカート、どこ行った?】

 

今から約2年前のこと。

当時の私は歌い手の世界にどっぷりはまっていて、ジャニーズは小学生からすきな嵐以外のグループにはまるきり疎かった。

あー永瀬廉くん、聞いたことあるなぁなんてレベルだった(私ごときが偉そうに)

 

東条の第一印象はとにかくチャラそう。

その一点に尽きた。

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その当時の私のタイプの顔は東条もとい道枝くんではなかったようで(今でも思う、ふざけんな)どちらかというとマスクを取った長尾くんのマシュマロ度合いをクラスの友達と真剣に討論し合っていた気がする。

もちろんこの顔をかっこよくないなんて思うわけはない。

きれいだとは思っていた。

ただ冷めてしまったのだ。

当時仲の良かったオタ友のアカウントがある日突然東条呟きbotと化しみっちーしか言わなくなった。

なんだか分からないけれど、なんだか冷めた。

私の中に少しあった、東条顔かっこいいの気持ちはするするしぼんでいってしまった。

そしてなんと言っても役のイメージが強すぎて、私の中では

 

東条正義=チャラい=道枝駿佑

 

の図式が完璧に出来上がっていた。

東条という役の深みはきっと最後までドラマを観ていれば分かったのかもしれないがなんと私はこのドラマ、途中でやめた(重ねて言うけどふざけんな)

言い訳では無いですがつまらなかったわけでは決して無く、学校が忙しくなって観る時間がなくなったんですちゃんと道枝担になってからは何度も見返してますよ言い訳では無いですが。

 

要するに私の道枝くんの印象は「チャラい」

この四文字以上でも以下でもなかったわけで。

 

そこから特に彼を思い出すことも無く年が明けてあんなに好きだった推しをあっけなく降りた。

なにが原因だったのかも今は忘れてしまったのが少し切ない。

オタクをやっている自分しか知らない私は、誰かを推していない時の自分の空っぽさを噛み締めながら、つれづれなるままに、嵐が表紙であるがために購入した2018年末のTVガイドをぱらぱらめくっていた。

 

TVガイドってもはやドル誌なの?と思うくらいジャニーズで溢れている誌面の上で、なぜか一際目を引いたのはポップな字体で書かれた

「なにわ男子」

の5文字だった。

 

あ、俺スカのマスクの子だ。高橋恭平くんかっこいいな。でも藤原丈一郎くんと似てるな。(きっと当時の視力0.1だったんだと思う私の唯一の長所視力が良い事なんだけどな。嗚呼矛盾。)

 

そんな中今の自担、少しも印象に残らなかった。

見る目ないよ昔の私。

でもなんだかなにわ男子というグループが気になって1本の動画を見た。

きっとさもない最新のISLANDTVだったんだと思う。

 

そして落ちた、完全に。

 

1番注目していなかった、チャラくてクールだと思っていた、道枝くんが屈託のない笑顔を見せていたのだ。

え、わんこなの...?

こんなに身長高くてわんこなの...?

大型犬なの...?

メンバーと話す姿からはメンバーといられることが嬉しい、だいすきだ、という想いがまっすぐ伝わってきて。

あれ、もしかして道枝くん、素直でいい子、なの...?

三点リーダー症候群に陥ってしまうぐらいには混乱していた。

 

結果、道枝くん、とんでもなく良い子だった。

真っ直ぐで素直でばか真面目で優しくてかわいくて不器用でぽんこつで人として尊敬できる部分がたくさんある。

こうなってくると東条の演技に震える。

ふわふわわんこの片鱗なんて見えなかった。

すごい、道枝くん。

ハイスペックで完璧に見えて完璧じゃない。

美形なだけじゃない。

大袈裟なんかじゃなく、不完全な所まで含めてのが道枝くんにはあった。

だから応援したくなる。

ずっと見ていたくなる。

彼の言動のたった1つだって見逃したくない。

道枝くんが醸し出す雰囲気も含めて道枝くんの全てが愛おしくなった。

 

もうこの時点で完全に落ちている。

そこから1年、ずぶずぶ道枝くんの魅力に落ちていく日々が続いた。

これはもう沼なんてもんじゃない。

深海だ。

未知が既知へと変わっていく充足感も、彼の人間性から未知な部分を想像していくことも。

沈んでいくのが心地よかった。

 

私は泳げないから、25mも泳げないから、(これは本当にあった怖い話)1度沈んでしまった以上、もう陸には上がれない。

これからもずっと深海へと沈んでいく。

そんな感じがぼんやりとだけれど、する。

道枝くんを見ていると胸が苦しくて息ができない。

海の中にいるみたい。

それでも陸へ上がりたいなんて思わない。

この深海はなによりも温かくて心地よくて優しく私を包み込んでくれる、私の居場所だ。